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とある偶然から [後編]

ちょっと大げさな感じで終わった[前編]から、1ヶ月ほど時計の針を戻しまして…、

転職を機に、三茶からいま住んでいる下高井戸に引っ越してきたのが今年の8月中旬。まずは街に馴染もうとフラフラ歩き回っている時に、メインストリート(っていうとオシャレですが、いわゆる商店街です)を少し曲がったところにカフェを見つけました。

「下高井戸にもこういうカフェがあるんだな~」と思いながら、何度かお店に通うようになったある日のこと、カフェのメニュー看板に、

「8月いっぱいで閉店することになりました」と。

「せっかくみつけたのに!」と思いましたが、そこはオーナーさんの都合なので仕方がない。下高井戸に引っ越してきてたった2週間、4、5回通っただけで、そのカフェはクローズしてしまったのでした…。

…っとここで場面は再び[前編]の不動産屋に戻りまして、









「ここここ、この物件は…」







その資料は、閉店してしまった「例のカフェ」の図面でした。

しかも、「居抜き」だったため金額的にはかなり抑えられていて、初期費用だけでみれば「移動販売」で考えていた金額とほぼ同額。何度か通っていたため、店舗の立地のよさや内装の清潔さはすぐにイメージできました。さらに、そのビルの大家さんは、前のオーナーと同じく「カフェ」が入居してくれることを希望しているらしい…。

脳みその中で、「移動販売をやる」比率が、グィーンと「店舗をやる」比率に侵食されていくのを感じ、「とりあえず、この資料いただいていいですか…」と冷静を装い近くのマクドナルドへ。100円マックを片手に物件資料をじーっと見ながらいろいろ考えました。

下高井戸に引っ越してきたのがカフェ閉店の直前の8月だったこと。「移動販売車」がそれまでなかなか決まらなかったこと。偶然あの不動産屋さんに入ったこと。物件がたまたま居抜きで予算内だったこと。オーナーさんが「カフェ」の入居者を探していること…。

もし下高井戸に引っ越したのがもっと先だったり、後だったりしたら…。もし「移動販売車」を買った後だったら…。もしあの不動産屋さんに入らなかったら…。

ただならぬ巡りあわせを感じて、「一度、本気で検討してみよう」と思い、マックを出ました。その後、一緒に店を手伝ってくれる友達にもこの件を報告し、約1ヶ月かけて収支計算や実際の運用などを考え直しました。

「移動販売」では、1つのメインメニューと、いくつかのドリンクメニューを考えていましたが、店舗では少なくともフード、ドリンク、アルコール、スイーツが複数なくてはいけません。さらに月々の家賃や人件費も結構な割合で増加します。店舗となるといろいろやることが増えて大変ですが、それを上回る「できること」が増えるのも確かです。

計算上の収支では、店舗でも利益は出せるとわかりましたが、最終的な決断は、「移動販売と同じ初期費用で、いい立地の物件を取得できるなら、店舗のほうが楽しそうだ」という理由で、「移動販売撤回、店舗でやります!」と、不動産屋さんに交渉を申し出ました。

その後、いろいろ交渉ごとはありましたが、地元を良く知るその不動産屋さんの協力もあって、保証金や家賃も多少下げていただきました。(Fさん、ありがとうございます!)

ということで、いよいよ今週末に正式契約、というところまで急ぎ足できたわけです。


これからは、実際の物件の様子やインテリア、保健所や税務署への申請など、お店ができる過程を写真も含めてアップ(まだ正式契約前なので写真や詳しい場所は後ほど)していきますので、みなさまよろしくお願いいたします。

it's cafe[イッツ・カフェ]


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2006年12月07日 21:12に投稿されたエントリーのページです。

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