三連休初日。
今日は本当に良い天気で、このまま散歩にでかけてしまおうか、という思いを押しとどめ、いつものように12時にOPEN。エントランス扉も開け広げて良い気分だ。ときどき良い風が入ってくる。虫さんも一緒に。
昼過ぎくらいからはたくさんの方に来ていただいた。
慌ただしい作業の合間、ふと客席を見ると店内にはこんな光景が。
窓際の席では、最近よく来ていただいているご高齢のお客さまが、お気に入りのゆず茶と、スモークサーモンのベーグルを食べながら通りを眺めている。ウチのベーグルは歯ごたえがあるので、今回はいつもより柔らかく調理して、食べやすいように小さくカットした。気候のせいか、ときどきコクリコクリとしながらも、長い時間をかけて、ゆっくり噛みしめている。
その横の席では、お子さん連れのご夫婦が子供をあやしながらランチを食べている。小さなお子さんがいると店内にも柔らかな空気が流れる。ときどき目が合って、無垢なキラースマイルに危うく卒倒しそうになる。
その隣では大学生らしきカップル。ソファ席では、さっきから外国からの留学生らしき女性がパソコンを開いている。奥の席では女性がノートを広げて勉強中だ。
老若男女、国籍問わず、それぞれが自分(たち)の時間を、「自分のテーブルの範囲で」過ごしている。
この光景はいつものことだけど、こういう光景が「普通」であることが、「特別」なんだと思う。
今日みたいな忙しい日もあれば、まだまだ暇な日もあるけど、今日の店内の光景を見たとき、OPEN当初から言っていた「誰にでも入りやすい店」というイメージがなんとなく掴めてきた気がする。
「そうそう、こんな感じ」。
「誰にでも入りやすい」というのは、お店の雰囲気のことだけではなくて、エントランスがすごく広いとか、スロープになっていてバリアフリーっぽくなっているとか、カウンターの下にベビーカーを収納できるとかいう建物の構造的なことも指している。先日は、車椅子でいらしたお年寄りが、前の道からそのままスーっと、店内に入ってくることができた。この「スーっ」という間の数秒が僕にとってはとても感動的で、「2階の店舗では、こうはいくまい!」と一人で満足していた。
OPENして半年が過ぎ、いつも同じ時間に開店して、同じ時間に閉店する生活の繰り返しだけど、今日みたいなふとした瞬間に、お店の良いところ、悪いところに気付かされることがある。「ふとした瞬間」だけに、オーダーをこなす中ですぐに忘れてしまいがちだけど、忘れてしまうなかに大事なことがあったらもったいない。なのでこうしてブログに書き留めているわけです。
では、おやすみなさい。
コメント (2)
ちょうど、その時間に居合わしました。
すごい、ゆっくりな時間で、あたしも気持ちよくなりました。
また、お邪魔します。
投稿者: まゆ | 2007年10月12日 12:42
日時: 2007年10月12日 12:42
まゆさま。
コメントありがとうございます!
いまくらいの時期が、暑くもなく寒くもなく、季節的に心地よいですよね。
僕がいろいろ考えていた瞬間に、まゆさんもいらしたんですねー。なんだか不思議です。
キッチンが忙しくなっても、その慌ただしさが客席に伝わってしまわないように、できるだけゆったり過ごしていただけるように配慮しますので、ぜひまたお越しください。
投稿者: it's cafe | 2007年10月12日 15:30
日時: 2007年10月12日 15:30